音楽に合わせてボタンを押すゲーム、いわゆる「音ゲー」と呼ばれるジャンルが得意な大学生にプレイする時にどんなことを意識しているかを聞いてみたところ、トランペットで楽譜を見ながら演奏するときと共通するものがあって興味深かったので今日はそのことについて書いてみます。
曰く、ゲームによって攻略法は別れるそうで、
ポップンミュージックやアイマス、バンドリに代表される画面上から譜面が落ちてくるタイプのゲームは模様のように譜面をブロックに分けてそれぞれの位置と形で判断して反応できるように練習するそうです。これはトランペットで初見で楽譜を演奏するときと同じだと思いました。
トランペットの楽譜も音の高さとリズムを同時にブロックで見ながら演奏します。リズムは音符の棒や旗の形、小節の中の各音の間隔などもみますし、全体の構成なども分かればそれもガイドになります。1音1音というよりはリズムパターンや曲の構成の引き出しを普段から増やしていってカタマリで処理していく感じでしょうか。
ゲームが変わって太鼓の達人になると「ドン」と「カッ」の2ヶ所の叩き分けな一方で難しい曲ほど音が連なるので上記の攻略方法は使えないそうで、この場合は難しい箇所のフレーズを言葉に変えて口で言うことができるようにして、その後に手の動きをそれに合わせた時にどういう手の動かし方がスムーズに叩けるかを考えるそうです。
こちらはトランペットでは難しい曲を練習するときの考え方に似ていると思いました。
トランペットでも難しいフレーズがあったときはそこだけ抜き出して、音とリズムを口で言えるか、言いながら指はスムーズに動くかをチェックして練習したりします。
同じ音ゲーというジャンルでも考え方がちがうというのは、トランペットの楽譜を読むときも楽譜によってアプローチを変えることと同じだなと興味深く聞きました。
普段のトランペットの練習にも使える考え方だと思います。
曲によって・フレーズによって練習のアプローチを変えることで今まで吹けなかったフレーズが吹けることがあるかもしれませんね。
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